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栃木県道15号線で足尾の町へ、 土木遺産の鍵金橋 [橋梁]

私の住む栃木市から日光市足尾町へのルートは3通り有ります。例幣使街道を北上して、日光の市街地を抜け、細尾町から日足トンネルを抜けて、足尾町に入る「北ルート」。国道50号線を西に進み、群馬県みどり市から北上、渡良瀬川右岸(西側)に沿った道を走り、足尾町に入る「南ルート」。そしてもう一つは、星野町から鹿沼市下永野に入り、大越路トンネルを抜け鹿沼市下粕尾へ。そこから中粕尾・上粕尾を抜け、粕尾峠を越えて足尾町に入る「東ルート」に成ります。
グーグルマップのルート検索を使って、この3つのルートの距離を測定してみると、北ルート70.8km(所要時間1時間46分)、南ルート92.4km(所要時間2時間7分)、そして東ルートが54.0km(所要時間1時間26分)となりました。ただこれは全て一般道路利用と言う条件に成ります。高速道路を利用する事で、北ルートは東北道と日光道を走ると、距離は81.0kmと長くなりますが所要時間は1時間13分と、一番短時間で行く事が出来る様です。南ルートは北関東道を利用しても時間は1時間50分必要となりました。
当初、私の足尾へのルートは、殆んど北ルートでした。最短ルートとなる東ルートは、粕尾の峠越えの道が細く曲がりくねっていて、運転があまり得意では無い私にとっては、とても危険なルートと考えていたからです。それが道路の拡張工事により最近相当改善されて来た為、東ルートを利用する事が多くなってきました。
粕尾川1.jpg
(1985年5月、中粕尾森付近の道路脇を流れる思川)
現在も粕尾峠周辺道路はヘアピンカーブが連続し、突然カーブの先から対向車が現れて、急ブレーキを踏むことも時に有ります。又、冬の峠越えは残雪等で路面凍結で、スタッドレスタイヤでも不安です。
私がこの東ルートを利用して足尾に出かけるのは、5月初めの新緑の頃が殆んどですが、以前2002年2月に一度この粕尾峠を越えました。道路の両側に雪が寄せられていて、道幅も一層狭くなって場所によって路面凍結も見られました。スピードを抑えて安全運転で何とか足尾町にたどり着くことが出来ました。
幸いその日は天候にも恵まれ、粕尾峠から足尾町へ下る途中で日光連山の雪景色を近くに見る事が出来ました。
粕尾峠1.jpg
(2002年2月、粕尾峠から足尾町側に下る途中、日光連山が現れました)
昨年は5月1日と5月5日に、新緑がまぶしい山道を走って来ました。
粕尾峠2.jpg
(2015年5月1日、カーブ57に差し掛かる付近)

鹿沼側の道は思川を遡る様に、下粕尾・中粕尾・上粕尾の集落を抜け、山の神ドライブインを過ぎると道路は急カーブの連続する山道へと変わります。カーブの番号を記す標識を確認すると、粕尾峠手前で№38の表示が有りました。
丁度粕尾峠の所で、右に折れて横根山や古峯神社方面に行く県道38号線の入口が現れます。峠にて鹿沼市と日光市の境界、道路左手に石碑が建っています。石碑の隣りに説明板も建てられていました。
粕尾峠3.jpg
(粕尾峠に建つ、酒井善太郎の句碑)
そこには「酒井善太郎の句碑」と記されています。酒井善太郎氏は、当時足尾町議会議長として、粕尾峠の自動車道(昭和28年完成)化に尽力したと説明されています。

粕尾峠(標高約1,100m)を超えると日光市(旧足尾町)の下り坂がうねうねと続きます。
粕尾峠4.jpg
(県道15号線、粕尾峠、ここで鹿沼市から日光市に入る)

59番目のヘアピンカーブを過ぎると、道路は一直線に下って行きます。道路の左手に沢水が流れています。新緑に誘われ道路脇に車を停め沢の岩場まで降りると、全身にマイナスイオンが降り注いでくる感じを受けます。この沢は流れ下ると「内ノ籠川」と成り、渡良瀬川へと流れて行きます。
内籠川2.jpg内籠川3.jpg
(県道15号線の脇を流れる内ノ籠川の上流部)(2015年5月5日撮影)

途中、内ノ籠の集落を過ぎた所、内ノ籠川を渡る場所に、「鍵金橋」と言う古い橋が有りました。平成2年(1990)上流側に新道が出来て新しい「鍵金橋」が造られ、旧道は通行止めとなって古い橋は渡ることが出来ません。
内籠川6.jpg内籠川7.jpg
(1987年4月撮影の土木遺産「鍵金橋」) (1994年5月撮影、新しい鍵金橋)
この旧道に架かる「鍵金橋」は栃木県の近代土木遺産と成っています。架橋されたのは昭和17年(1942)、橋長25.9m、幅員4.5mの鉄筋コンクリートアーチ橋です。
現在、この古い鍵金橋は人目にも触れず、草木に埋もれる様に、その姿を留めています。
内籠川4.jpg内籠川5.jpg
(2015年5月5日撮影、旧鍵金橋の親柱)(草木に覆われる土木遺産の鍵金橋)

車はそのまま内ノ籠川に沿って坂を下り、足尾の市街地へと入り足尾バイパス道(国道122号線)に合流、内ノ籠川も同じく国道の下を流れて、その先で渡良瀬川に合流します。
内籠川1.jpg
(2016年10月撮影内ノ籠川、この先で渡良瀬川に合流します)









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コメント 3

kママ

こんにちは!
粕尾方面はホントに自然がいっぱいで…空気が美味しいですよね!
ずいぶん手前の街中で猿を見た事がありました!
遅い時間…と言っても21時ごろ?に、山沿いの道で鹿を見たこともありました!
四季折々の表情が素敵な場所のひとつですね

by kママ (2016-10-13 15:55) 

h.oka

毎回、興味津々の記事を拝見させて頂き、楽しませて頂いております。貴殿の博学とナイスセンスには毎回驚かせられます。これからも貴殿の記事を楽しませて下さい。
by h.oka (2016-10-13 23:41) 

一味

はじめまして、h.okaさん。巴波川日記に訪問して頂き、コメントまでお寄せ頂き、ありがとうございます。長年住んでいる栃木の町について、分からない事が沢山有ります。それを少しづつ調べているのですが、なかなか思うように解決できない事が多くて、四苦八苦しながら書いています。そんな記事でも楽しんでいただければ幸いです。
by 一味 (2016-10-16 23:53) 

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